FuroshikiWorkは、ファイヤーウォール内側のLAN内にある会社のパソコンへ、ダイヤルアップ接続している自宅のパソコンからリモートデスクトップで接続するために開発されました。
2つのパソコン間に中継路を作り出すことで、リモートデスクトップの通信を橋渡しします。
こうして作られた中継路は、本来の目的であるリモートデスクトップに係わらずあらゆるTCP通信を相互に送信するTCPリピータあるいはトンネリングとしても活用できます。

■活用例
・自宅のパソコンから会社のパソコンを操作。風呂敷残業(持ち帰り残業)もできる?
・ポート開放できない環境にある顧客のパソコンをリモートデスクトップでサポート。顧客のパソコンにはFuroshikiWorkのインストールのみ。
・メールチェッカー、プライベートなホームページのFTP操作等、社内ネットワーク管理者の監視に対し、プライバシーに関わる接続は自宅経由で迂回。
・プロクシーを作れるような人はWEB閲覧も自宅経由で迂回。
・リモートデスクトップ以外のリモート操作ソフトも使える。
・TCPの転送なので、FuroshikiWorkをインストールしていないLAN内のパソコンにも接続可能。

【実用的機能】
・TCPポートは自由に指定できます。
・中継路の双方で接続待ち受け(リッスン)できます。
・中継路切断時に指定時間経過後、再接続するように設定できます。
・マウスでスケジュール表を塗りつぶすインタフェースで、中継路を確立する時間帯を設定できます。
・中継路途中における無通信タイムアウトによる切断を防止するため、定期的にダミーパケットを送信できます。

【強固なセキュリティ】
・TCP/IPヘッダを除いたすべての通信を開始から終了まで1バイト残らず暗号化します。通信路途中でパケットを盗聴されてもFuroshikiWorkの通信であることさえ判別するのは困難です。
・FuroshikiWorkに登録した各種設定自体も暗号化して保存します。また設定画面を開くためにパスワードを要求できるようにします。入力パスワードが暗号化キーになっていることで、プログラムのクラックでロックを外すことはできません。

【シンプル・クリーン】
・操作に迷うような無駄に凝ったデザインにせず、分かりやすさとスピードを重視しました。
・レジストリを使いません。
・必要ない場所に勝手にファイルを作ったりしません。
・中間業者の存在しない直接接続ですから、運用の確実性が高まります。

■FuroshikiWorkを使うために
FuroshikiWorkはサーバとエージェントと呼ばれる2つのプログラムを双方のパソコンにインストールして使います。ダイヤルアップ接続している場合はDDNSのアカウントを取得します。
FuroshikiWorkの基本的機能は永久に無料で使えます。

■ダウンロード
FuroshikiWork Ver1.2 インストーラ版
FuroshikiWork Ver1.2 zip版

詳細な使い方をこちらでも紹介しています。